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経営学の基礎用語
シナジー効果
 企業間同士の活動による相乗効果の多くはシナジー効果と称される。
 手法としてM&Aや提携など行う。経営者は、余剰の労働力・機材を出ない、新しいビジネスを始める際最初から育てなくて済む、技術・技能を所有する会社も転用し利用範囲を拡大させる事ができる、権利を互いに使える様になる、など、さまざまな効果を期待している。

 一石二鳥の効果があるものはすべてシナジー効果があるといえる。投資、生産、販売など各段階において存在する。


シナジー効果の種類
マネジメント・シナジー
 新規事業に対する過去の戦略、業務、管理の経験の統合。
投資シナジー
 原材料の共同保管、企業間で類似した製品の研究成果の統合。
操業シナジー
 相手企業と原材料を一括仕入れする、または施設の共通利用など。
販売シナジー
 流通経路や製品の広告などの販売促進活動の統合。

 シナジー効果の例としてはいろいろ考えられるのですが、私が一番理解しやすかったのが、肉屋の経営する焼き肉屋です。
 肉屋はやっぱり肉の専門家ですから肉に対する知識は豊富ですし、仕入れルートは肉屋と焼き肉屋がまったく同じとはいかなくても何らかの関連があるでしょう。
 また消費者としても「肉屋の経営する焼き肉屋」というと、なんかおいしそうなイメージをもちませんか?
 実際に私の近所には肉の専門店が経営するすき焼き屋があって、とても人気です。
 
 余談ではありますが、関連知識として「負のシナジー」というものがあります。
 これは「既存の事業の存在が新規事業にマイナスの影響を与える場合」です。
 例としては某お菓子メーカーのファミリーレストラン経営です。
 お菓子メーカーの名前そのものをレストランの名前に使用したため、消費者は食事をしに行くレストランとして認知してくれず、結果としてファミレス事業は不本意な業績しか今のところ残せていないとのことです。


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