イスラエル
イスラエル(1)
Dec 1995
 聖地イスラエルはピリピリ感
旧市街遠望

’93年9月、ホワイトハウス前でイスラエルのラビン首相とパレスチナのアラファト議長が堅い握手を交わした。世界の世論は、二人の英断に賛辞の声を惜しまなかった。誰もが今までの何十年にもわたる、憎しみしか生まない報復合戦の収束を期待した。その後 ’95年11月、ラビン首相は皮肉にも、同胞の青年の凶弾を受け横死した...
年末フライトの為、航空チケットの予約が取れずウエィテングしていた私にキャンセル空きの連絡が入ったのは、その暗殺事件が原因だろうか。
イスタンブール経由でエルサレム、死海、更にヨルダンまで足を延ばしてきました。

 深夜の到着は悲惨
ダマスカスゲート

イスタンブールでのトランジットが長く、テル・アビブの空港に着いたのは夜遅くなってから。到着後そのままエルサレムへ向かった為、現地に着いたのは既に深夜になってしまった。
乗り合いバスに乗ったので、何処で降りればいいのかわからずに適当に近くで降りたのが災いし、早速道に迷ってしまった。

降りたのはオールドシティのダマスカスゲート近く、あたりは暗く誰もいない。さすがに初めてのところでは不安になり、明かりを目指し歩いて行くと偶然か強運か、そこは予約しておいたホテルだった。

 ここも安全そこも安全
旧市街周辺


イスラエルでは何処に行っても必ず兵士か警官がいる。交通の要所には必ず検問があり、絶えずチェックしている。これを安全と言わずなんと言おうか。

ある日乗り合いタクシーで検問を通った時、いきなり検問所の兵士(警官か)が怒りだした。「ビザを見せろ」とものすごい剣幕だ。まるでお親の敵を取るかのような形相だ。どうやら、隣に座っているのがパレスチナ人で、そのこと自体が原因のようだ。

イスラエルとパレスチナの共存は、想像以上に厳しいようだ。

 尋問のようなチェック

イスラエルのセキュリティチェックの厳しさは、ガイドブックにも書かれているがかなりすごい。陸路での入国では、手荷物は当然のこと、ポケットの中身、果ては懐中電灯の電池まで調べる。

空港での出国チェックは更に厳しい。質問の嵐だ。二人がかりでさんざん聞かれる。何処へ行ったのか、誰か知り合いはいるのか、この荷物はいつ誰がどこでパッキングしたのか、空港に着いてから誰も荷物に触れていないか等々。それでも飽きたらず、話に矛盾(うそ)がないかどうか探るため二人で同じことを聞いてくる。
口頭質問が終わると今度は荷物検査だ。替えのズボンのポケットはもちろん、土産品は全ての袋を破り開け、不審なものはエックス線を通す。

次にやっと身体検査だ。かなり感度の高い金属探知器らしくすぐ警報ブザーが鳴る。私も案の定あっさりブザーがなってしまった。メガネを外し、時計も外す、それでもブザーが鳴る。しまいには靴を脱がされる始末。結局靴ひもを通す金具が原因らしかった。
全てのチェックが終了したのは2時間近く経ってから。最後はターミナルゲートまで見送ってくれる。これじゃハイジャックが起こらないのが当然だ。テロリストは飛行機に乗れないだろう。

 笑顔の子供たち
ベツレヘムの子供たち


ベツレヘム近くの路上で元気な子供たち。やがて彼らも徴兵されるのだろう。せめて彼らの孫の世代には平和な時代が来て欲しい。

イスラエルの入国スタンプをパスポートに押されると、多数のアラブ諸国では入国拒否されてしまう。アラブ諸国ではイスラエルは嫌われ者のため、殆どの国ではスタンプ一つため入国出来なくなってしまう。


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