伝統の縄ない世代結びつけ
八幡平市で交流行事

子どもたちに縄ないを指導するお年寄り

 八幡平市西根寺田の野口、新田地区の住民は13日、西根老人憩の家で世代間交流行事を行い、縄ないや輪投げを楽しんだ。

 両地区の恒例行事で、寺田小児童、野口老人クラブ(佐々木貞男会長)、新田老人クラブ(滝川フユ会長)の会員ら約30人が参加した。

 お年寄りが子どもたちに縄ないを指導し、「拝むように丁寧に」などとアドバイス。輪投げ大会では、輪の行方に盛り上がった。児童の父母らが用意した豚汁やおにぎりを味わった。

 縄ないを孫やひ孫と楽しんだ遠藤フミノさん(78)は「子どもたちはすぐ上手になりますね」と目を細めた。孫の汐莉さん(寺田小2年)は「優しく教えてもらった」と笑顔を見せた。

(平成19年1月14日付「岩手日報」朝刊掲載)