夏休みの土器作り体験学習

宮古市の教育委員会では、夏休み中の小学生のみんなに、土器作りなどを体験してもらう教室を行ったんだ。その時の様子を紹介しよう。

7月中に2回、土器作りの教室が行われたんだ。市内のいろいろな小学校から参加者があってみんな楽しそうに作っていた。
そして8月19日に野焼きで土器作りの最後の仕上げを行ったんだよ。
これが今日野焼きするみんなが作った土器だ。がんばってすばらしい作品をつくったね。しっかりと乾燥させてあります。うまく焼けるといいね。
午前9時ごろから土器を焼く穴でたき火をする。これは熱で地面をかんそうさせるために行うんだって。
そのわきでは、土器をかんそうさせるためのたきびも行っていたよ。時々、土器の向きを変えながらまんべんなく温め続けるんだ。でも、すごい熱で大変。
12時ごろ、ここでやっと土器をならべる。まきはすっかり燃えて「おき」になっている。そこに土器を並べ少しずつ熱していくんだ。
そして1時ごろ土器の間にまきをならべ本格的に焼く準備だ。
これが最後の作業。みんなも手伝ってまきをどんどん積み上げていくんだ。細いまきから順に大きい太いまきまでどっさり積み上げる。
そして炎は勢い良く燃えさかる。この強い熱で粘土の土器は水にもまけない本物の土器になるんだよ。
本格的に火を燃やしてから30分後、火はすっかり燃えつき焼き上がったみんなの作品が顔をだしたよ。うまくできているといいね。
午後1時30分ごろ、まきが燃えつき土器が見えてきた。いくつか、ひび割れや飾りがとれてしまった作品もあったけど、どうやら大体はうまくいったようだ。担当の先生たちもほっとしてたよ。
2時10分ごろ、みんなも集まってきて自分の作品がうまくできたか心配そうに見ている。でも、まだまだ高温なので、とりだすのはもう少し待ってね。
2時20分ごろやっと土器をとりだした。先生、大事な作品だからていねいにあつかってね。
みんな自分の土器を見つけて大よろこびだ。うまくできてよかったね。
そして、体験学習の最後には自分の作った土器を大事に持って帰ります。
みんな、夏休みの自由研究がこれで完成!よかったね。