計画開始 :身近な施工例を見学し、資料、情報を集める。家族で話し合い、間取り等要点をメモしておく。
工務店に相談、資金計画 :家づくりの総予算を計画し、自己資金、銀行融資等割り振りや毎月の返済額などの資金計画を立てる。
敷地調査 :専門家による具体的な敷地調査を行う。隣地との境界線の確認はあらかじめ連絡を。
プランニング :ラフ設計図と概算見積で検討し、設備、仕様、素材に関し疑問や不明点があれば必ず聞いておきます。
間取りプランを煮詰める際は、間口の広さ、電気の容量、部屋ごとのコンセントの数まで要チェック。
建築請負契約 :間取り・仕様・設備など細部まで打ち合わせ、見積書と実施設計を見合わせ最終チェック。
工事請負契約書・工事請負約款、設計図、工事仕様書、工事内訳明細書などが揃っていることを確認したうえで契約書に捺印します。
仮住まい・着工前打ち合わせ :仮住まいの引越しに際し、役所への届出をはじめ、水道・電話・郵便局へ移転手続きをします。
仮住まいの入居契約は1カ月ほど長めに見込んでおくと無難。また、工事中の迷惑を考慮し近隣の家に菓子箱持参でご挨拶にいきましょう。
整地・基礎工事・棟上 :地縄張りを行い、家の配置や隣家との間隔を確認する。
外観・屋根工事 :工事現場で設計図と照らし合わせながら、窓やスイッチの位置やコンセント類までチェックします。
施主・業者検査 :家づくりをチェックする最後の機会になるので、自らの目で最終検査をし、手直しが必要なら入居までに仕上げるよう指示しましょう。
引渡し :手直しの確認をし家の鍵や設備類の取扱説明書、登記に必要な書類を受け取るといよいよマイホームへの入居です。
完成 :入居(計画開始から完成・入居まで約10ヶ月くらいかかります。)
A高齢者に配慮したバリアフリー住宅
間取りプランのキーワード :間取りはできるだけシンプルにしましょう。複雑な間取りは移動が大変です。また、寝室の隣に
トイレと浴室を設けたり、玄関のある階に台所、寝室など主な生活空間を確保すると移動距離が少なく、心身にかかる負担を軽減します。
階段 :階段の勾配は40°以下の緩やかさにし、体重を支えられる頑丈な手すりを設置。足元に照明を付けて暗がりを作らない。
段差境に目印をつける。
廊下 :手すりや足元灯を付け、車いすが通れる幅を確保する。
トイレ :洋式トイレにすると立ち座りがラクです。壁には体を支える手すりを。緊急ブザーや暖房洗浄便座で安心感と快適さをアップ
洗面・脱衣室 :洗面台は使いやすい大型洗面ボールのタイプを。湯上りに休憩できるベンチやいすを置く。
浴室 :浴室も床暖房で寒い季節の入浴を快適に。出入り口の段差をなくし、つまずきや転倒を防止。
寝室 :高齢者の部屋は、通風、採光の良い南向きや東向きの配置がベスト。つまずかないように、敷居の段差はカット。寝具はベッドを。
ふとんの上げ下ろしの必要がなく介助もOK。介助のことを考慮して予め広めの予備室を併設しておくと便利です。
B二世帯住宅プラン
親にとってのメリット :老後を安心して暮らせる。孫たちと毎日会える。しきたりや伝統を伝えられる。
子にとってのメリット :生活費や建築費が有利になる。豊かな経験と知恵に支えられる。家事や育児が分担できてラク。
孫にとってのメリット :老世代からも愛情が注がれる。高齢者を大切にする心を育む。独立と協調のバランスを学ぶ
一部共用タイプ :大家族の中で子供を育てる、いつも一緒のにぎやかな暮らしの寝室のみを独立させた従来の二世帯同居型。
上下分離タイプ :玄関は別々でも、内階段で行き来可能。1階・2階でそれぞれ生活空間を独立、休日は両世帯で楽しくだんらん。
左右分離タイプ :生活の場を分け、隣居する安心感と独立性を両立。玄関内部を完全分離、お隣さん感覚で住む。
二世帯同居に決まったスタイルなどありません。
大切なことは、「交流」と「独立」のほどよいバランスを保つことです。
岩手県では 助成制度があります。各振興局に確認してみてください。
それぞれの事業には補助枠があります。事前にご相談のうえ仮予約が必要です。
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