皆瀬川の水質浄化は焦眉の課題ではないのか? −2000年夏−

皆瀬川の水質は年々悪化の一途をたどっている(2001年夏の皆瀬川はこちら)。
流域の人々は昔の清流の面影もないと言い、
魚獲りの翁は「臭くてとても食えたもんじゃない」と嘆く。
これほどまで危機的な状況なのに、行政はいつまで見てみぬ振りをしているつもりだろうか?

皆瀬ダムの上流は清流そのもの

 

ダムの下流の稲川町で

 

皆瀬ダム〜板戸ダム付近の地図(右下が上流)。
下の写真の番号は地図上の番号に対応。

 

 

小安温泉上流の桂沢

 

小安温泉街の下流。川の汚れは見られない。

 

@皆瀬ダム湖の入り口付近。

 

A皆瀬ダム堰堤からダム湖を望む。

 

Bダム堰堤。

 

C皆瀬発電所取水口。

 

Dダムゲート直下。カヤが茂っていた。

 

E皆瀬発電所

 

F発電所放水口。

 

G皆瀬ダムと板戸ダムの間の「湖」
抹茶とコーヒーを混ぜたような水の色。

 

H板戸ダム発電所

 

I板戸ダム直下。

 

2000年夏の記録:成瀬川と皆瀬川の比較

増田町戸波:成瀬川と皆瀬川の合流点。上が皆瀬川で下が成瀬川の水。
晴天が続いた2000年の8月。

2000年8月の成瀬川(↓)

2000年8月の皆瀬川(↓)

皆瀬川からはすっかり見られなくなった風景。
こんな夏の日常が、
皆瀬川によみがえる日が来るのだろうか?

稲川町上久保橋下流の皆瀬川。
一見、河原と浅瀬が混在して見えるが、
不自然な増水によって岸が浸蝕され削られてしまった。

成瀬川を訪れているのは、ほとんどが遠方からの客。
地元の人はわずかだった。
東成瀬村は、この清流が人々を引きつける魅力を
どれだけ理解しているだろう。

同、上久保橋の上流。
河原が雑草で埋め尽くされている。
というより、「河原」が存在しない。
それにしても、この濁りときたら…。